不妊治療と食生活の関係
不妊治療は、病院に行って治療を受ければ対策万全というわけでもありません。
夫婦ともに妊娠できる状態になるには、健康な体を保つのが基本です。
せっかくお金をかけて不妊治療をしているのに、不摂生な食生活や生活習慣を続けているのでは治療が無駄になってしまうでしょう。
日頃から健康的な生活を送るために、まずは毎日とる食事から改善してみてはいかがでしょうか。
女性側の問題で不妊の原因として多いのは、血行不良からくる体の冷えです。
冷え性とまではいかなくても、汗をかきにくい、代謝が悪い気がするような方は、血の巡りが悪くなっている可能性があります。
血行は様々な病気の原因にもなり、健康状態を大きく左右します。
卵子の発育状況にも影響が及ぶため、身近な食事を見直して体を温めるような食事をすることで、妊娠しやすい体質へと変えていくこともできるでしょう。
例えば、根菜類は体を温めてくれるといいます。
そもそも根菜類には冬野菜が多いのですが、これは冷えやすい冬に食べて体を温めることと関係しています。
ニンジンやレンコン、大根、ゴボウなどを積極的に食事に取り入れましょう。
また、薬味でもあるショウガやニンニク、ネギなども、体を温める作用を持っています。
喉が渇いたときに、ショウガ湯やショウガ紅茶などを飲むのもいいですね。
味噌や納豆には大豆が使われており、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするイソフラボンが多く含まれるのがメリットです。
具沢山のお味噌汁を毎日作って食べるようにするのも、食卓が華やかになる上に健康的です。